Eye Sight

春の新緑が写真に映える『青もみじ』極上スポット5選!

一条惠観山荘(鎌倉) 画像提供Instagram @soubi_en 様

「青もみじ」ってご存じですか?

春から初夏にかけての新緑の美しさを表現する言葉として、近年の京都でよく耳にするようになりました。春ならではの若さ溢れる青の輝きは、視覚に心に感動的に元気を与えてくれます。

紅葉期と比べると、驚くほど空いていますよ。

国内映えスポットはこちらから!タグ【映えスポット】

春の新緑がなぜ注目されるようになったのか

日本人は、いにしえから季節の植物を愉しんできましたが、愛でる対象は色とりどりの「花びら」であり、葉の色の変化が楽しめる「紅葉」です。

植物としてはありふれた「緑色」なのに、なぜ新緑は注目されるようになったのでしょうか。

魅力のヒミツは、「新」という文字に集約されています。

そもそも視覚にとって緑色とはどんな色?

green wall and green leaves
Photo by Dids on Pexels.com

PC作業で目が疲れたら、植物の緑色や遠くの空や山を見るとよい。

多くの人が耳にしたことがある言葉であり、その「癒し」効果を実感された方も少なくないでしょう。

心理学の世界では、緑色には「安心、やすらぎ、リラックス、調和、安全」といった落ち着きを与える効果があることが知られています。

こうした「リラックス」効果は、生き物や大地・宇宙など自然に存在する色の多くにもあると考えられており、「遠くの空や山や海を見ると落ち着く」という実感と乖離していません。

また視覚的に緑色は、人間が見ることができる可視光線(赤外線と紫外線の間の波長帯)の色の並びの中間に位置することから、ピント調節に最も負担がかからない色といわれています。

ちなみに可視光線の色の並びの両端は赤と紫です。どちらも緑色よりはインパクトがかなり強いですね。

新緑の若々しい輝きになぜ視覚は魅了される?

この投稿をInstagramで見る

Oguhyon(@ogu_soma)がシェアした投稿

人間や動物の赤ちゃんの表情には、若々しい輝きが満ちています。

春に「新しい」葉が芽吹く「新緑」もこれと同じ原理で人を魅了するのです。

いずれも紅葉期には味わうことはできません。

青もみじと呼ばれる品種は主に、数ある「カエデ」の仲間でも、切れ込みが深い葉の形が日本人に馴染んでいる「モミジ」です。

「もみじ」は紅葉すること自体も意味しますが、堅苦しい用語の定義はあえて気にしないでおきましょう。

「新しい」魅力 その1

手のひらのようにも見える独特の葉の形から、モミジの若葉を「赤ちゃんの手」にたとえて愛でる人も少なくありません。

若葉の表面から朝露の丸い水滴が滑り落ちる様子も、まるで水をはじく赤ちゃんの肌のようです。

「新しい」魅力 その2

新緑の若葉は陽光を通すくらいに葉が薄くなっています。

葉を透過した陽光が、建物の白壁を幻想的な緑色に見せる様子はまさに絶景です。なお陽光の角度によっては透過ではなく反射した光になる場合もあります。

「新しい」魅力 その3

うっそうとした青もみじ空間に身を置いてください。

育ち盛りの若葉から発せられる圧倒的なマイナスイオンのシャワーと抜群の鮮度の酸素を、たっぷり五感で味わえます。

極上の「空気がおいしい」と感じられる一瞬です。

青もみじは京都らしいたたずまいによく映える

紅葉の名所は全国的には自然の山や公園が多いですが、京都はお寺の境内に名所が多いことが特徴的です。

自然の山や公園の紅葉狩りでは歩いて散策しながら楽しむスタイルが基本であり、京都のお寺の様に建物の中から紅葉を愛でるようなスポットは多くありません。

青もみじの名所は、イコール紅葉の名所です。

青もみじの緑と紅葉の赤は、デザインの知識のある方はおわかりですが、補色関係にあるため最もコントラストの対極となって目立つ色の組み合わせです 。

信号やセブン-イレブンのロゴの色もこの原理に基づいています。秋だけでなく対局となる春の色の魅力を愉しまない手はありません。

  • ピカピカに磨き上げられた床や漆黒に青もみじが写りこんで映える
  • 額縁の様に開けられた書院の窓から新緑のシャワーが目に飛び込んでくる
  • 青もみじの輝きが時を積み重ねた建築の美しさに花を添え、より写真に映える

京都のお寺の境内はどこもとても静かで、青もみじの若葉が風にそよぐ音も聞こえたりします。

極上の非日常空間体験と癒される森林浴が同時にできる、まさに京都ならではです。

大人旅、女子旅、ひいてはおしのびで。そこに行かないと味わえない極上の時空を愉しんでみてください。

ブレイク前に訪れるべき「青もみじ」スポット5選

名所から穴場まで、とっておきの「青もみじ」スポットを、京都+αでご紹介したいと思います。

青もみじの美しさを目の前にすると、リピーターになる人はどんどん増えていくでしょう。人気が出て混雑しないうちに、お早めにどうぞ。

なお紫外線が気になる女性でも、日焼けにさほど心配はいりません。

室内からの観賞や、うっそうとした木陰の下を散策することが多いからです。

(注1)新型コロナウイルスの影響により拝観時間変更・停止されている場合があります。訪問前に必ず公式サイト等で状況をご確認ください。

(注2)施設側の都合で写真撮影や使用条件が制限される場合があります。写真撮影は必ず現地や公式サイトで条件をご確認の上行ってください。

【京都・永観堂】初夏の京都へのお出かけはまずここへ

この投稿をInstagramで見る

dominoe(@dominoe2016)がシェアした投稿

東福寺と並ぶ京都の紅葉名所の横綱・永観堂(えいかんどう)は、東山の斜面に境内が設けられています。

「臥龍廊(がりゅうろう)と呼ばれる、龍が体をくねらせたように屋根がついた階段を上ると、高低差を活かして3Dに青もみじの輝きを愉しめます。

階段を上がるにつれ、青もみじを見る角度が変わり、とても多様な表情を見せてくれることに気付きます。陽光を浴びてまばゆい輝きを放つ青もみじを目の当たりにすると、誰もが「来てよかった」とつぶやくでしょう。

ちなみに「みかえり阿弥陀」として親しまれている御本尊(常時拝観可)にもぜひお会いしてください。90度左に顔を向けた、とてもほっこりする仏さまです。

南禅寺や哲学の道、銀閣寺にも歩いて行けます。京都ならではの「おさんぽ」に、抜群の立地です。

公式サイト:http://www.eikando.or.jp/

【京都・瑠璃光院】漆黒に映える青もみじはまさに絶景

この投稿をInstagramで見る

RIKI(@35_ricky)がシェアした投稿

瑠璃光院(るりこういん)は、近年京都で人気急上昇中の紅葉&青もみじスポットです。

比叡山のふもとの八瀬(やせ)にあり、永観堂以上に奥座敷のようなひなびた隠れ家感が味わえる穴場です。

こちらの人気は何と言っても、書院に置かれた漆黒のテーブルに青もみじが写りこむビジュアル。

絶景以外の何物でもなく、見た瞬間は言葉も出ないでしょう。

このように机や床に映りこむさまは「床(ゆか)みどり(orもみじ)」と呼ばれ、今やSNSでも人気です。

青もみじは、書院の周囲の苔と白砂が美しい庭とも実に上品に調和しています。座って青もみじを愛でる、極上の贅沢です。お抹茶席もあります。

なお拝観は新緑と紅葉期に限られますので、公式サイトでご確認ください。

公式サイト:http://rurikoin.komyoji.com/lp/

【京都・白龍園】神秘の庭は究極の大人の隠れ家

この投稿をInstagramで見る

Tomo(@nish.tb)がシェアした投稿

鞍馬へ向かう渓谷沿いにある白龍園(はくりゅうえん)は、京都でも知る人ぞ知る、感動的な庭園空間が味わえる究極の隠れ家です。

以前から庭を傷めないよう、一般公開は春と秋だけ。

しかも人数制限しており、桜や紅葉期は1時間以上並ばないとチケットが買えないことでも有名でした。

現在は事前Web予約制となっており、予定がたてやすくなっています。

山の斜面に巧みに配置された表情の異なる庭を、散策はもちろん、5つの東屋(あずまや)から座って鑑賞できることが最大の魅力です。

庭園は、この地にかつてご祭神が祭られていた頃のたたずまいを蘇らせるよう造られており、朱い鳥居や橋を苔や木々と巧みに調和させるなど、随所にパワースポット的な霊域の趣を醸しだしています。

非日常の神妙な時空をたっぷりと味わえる、日本で最も個性のある庭園の一つでしょう。

公式サイト:http://hakuryuen.com/

【神奈川・一条恵観山荘】鎌倉で王朝文化を体験

この投稿をInstagramで見る

@juanjuan04がシェアした投稿

鎌倉から朝比奈に抜ける途上の浄妙寺にある「一条恵観(いちじょうえかん)山荘」は、公家の名門・一条家の江戸初期に建てられた別荘を、昭和になって京都・西賀茂から忠実に移築したものです。

国の重要文化財です。

公家の別荘だけあって、随所に王朝文化の洗練されたテイストを感じることができます。

上流階級に愛された京都・西賀茂のひなびたたたずまいは、山の斜面にひっそりと身を寄せる鎌倉・浄妙寺でも変わりありません。

武家を代表する源氏の都だった鎌倉で、質実剛健な武士文化とは一線を画す、京都の洗練された柔和な王朝文化を味わえる数少ない空間です。

ここは京都ではないか?と錯覚させられる絶妙な時空間あなたを待ち受けています。

公式サイト:https://ekan-sanso.jp/

【青森・十和田市】究極の青もみじは奥入瀬渓流

この投稿をInstagramで見る

Rena(@lovefamilytrip)がシェアした投稿

青もみじは新緑の代名詞です。

みずみずしい若葉のオーラを存分に感じることができれば、京都のお寺の様に建物との調和がなくても、もちろん愉しむことができます。

筆者は全国各地の新緑を見てきましたが、体感的に強く感じた印象は「北の新緑ほど強いオーラを放つ」ということです。

青森県や北海道。

北に行くほど冬は長く厳しく、生き物はじっと耐え忍んで春を待ちます。

十和田湖から流れ出す奥入瀬(おいらせ)渓流は、落葉樹であるブナの仲間が中心です。

半年も雪に閉ざされる奥入瀬では、春の暖かさに反応して芽吹く若葉が放つ、強烈な生きようとする意志を感じることができます。

この圧倒的な大自然のエネルギーは、人間が造った価値観である京都のたたずまいでは味わえません。

人工的に再現できない新緑の美しさは、寒いところほど輝いています。

参考サイト:http://towadako.or.jp/towadako-oirase/

まとめ

動物の赤ちゃんがカワイイのと同じく、植物の赤ちゃんである「青もみじ」もカワイイです。

様々な四季の花の彩りではなく、ベーシックな自然の緑色の美しさを再発見

する。植物の移ろいの愉しみ方の一つとして、ぜひ頭の中にインプットしてみてください。

rihokomuto
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。